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アメリカがざわついている。伝説のブランド「FORUM」の復活はあるのか?
2022.06.30
アメリカの専門メディア「SNOWBOARD MAG」が報じているニュースが、シーンに大きな旋風を巻き起こしそうだ。ベテランスノーボーダーにとって気になるニュースであることは間違いないので、シェアしておきたい。
現地時間、6月27日のこと。まず、ユタ州ソルトレイクシティでストリートアパレルを販売するショップ「HATHENBRUCK」を営む、ケイレブ・フラワーズの投稿に端を発している。現在のフリースタイルスノーボーディングを形成したと言って過言ではない影響力をシーンに与えたフィルムカンパニー、MACK DAWG PRODUCTIONS(マックダウ プロダクション)の創設者であるマイク・マッケンタイア(左)と、そのMACK DAWGやFORUM SNOWBOARDS(フォーラム スノーボード)などでフィルマーとして活動していたカート・ハイン(中)、そして、FORUMの看板ライダーのひとりとして大活躍したジェレミー・ジョーンズの3人が、オレゴン州マウントフッドに集結。FORUMのロゴが配されたボードを、マイクとジェレミーが手にしているのだ。
その同日。世界中のスノーボードムービーをピックアップする「THE CATFISH CHRONICLES」を運営してきた実績を持ち、現在はBURTON(バートン)のデジタルコンテンツマネージャーに就任しているチャス・トラスロウが意味深なポストをした。「時としてスノーボードに必要なものは、たったワンピースだけ…… それはFORUMだ」
そのうえで先ほど、MACK DAWGがFORUMのボードにワクシングしている写真を投稿。ここ数日間に渡って投稿されている内容をチェックすると、FORUMのボードを写し込んだ写真を連続ポストしている。
かつて、ニュートリックやトレンドはこのマウントフッドで生み出され、数ヶ月後にビデオやDVDに収録されて世界中でお披露目されていた。雑誌がメディアの中心にあった当時、筆者も同地を訪れて取材に明け暮れていたものだ。
現在はInstagramなどSNSを注視していることで、こうした大きなムーブメントが見えてくる時代。FORUMの復活はあるのか。固唾を呑んで見守りたい。