BACKSIDE (バックサイド)

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満員御礼! 大盛況のローンチパーティーで決意表明

2016.08.24

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当ウェブサイト「BACKSIDE.jp」を公開した8月18日、同サイトならびに紙媒体「BACKSIDE SNOWBOARDING MAGAZINE」を発表するべく、東京・渋谷の表参道に位置するBA-TSU ART GALLERYにてローンチパーティーを開催した。弊誌編集長・野上大介の16年間の編集人生……もとい、24年間に及ぶスノーボード人生において、多大なる協力と支援をいただいた150 名を超える業界関係者にお集まりいただき、最高の舞台からスタートを切ることができた。その様子を写真とともにお伝えしよう。

 
 

日本最大のスノーボードメディアで約10年間編集長を務め、その傍ら、X GAMESやオリンピックのコメンテーターとしても活躍してきた野上。そんな彼が現代のフリースタイルスノーボーディングの代弁者となるべく、独自のメディアを立ち上げるというトピックは、スノーボード業界の関心事のひとつとして認知されていたようだ。直前のゲリラ豪雨に気を揉む関係者の心配をよそに、19時のオープン目前からエントランスには大勢のゲストが集まり、開場すると2フロアを有する会場はたちまち満員御礼状態。 都内だけでなく、長野や福島、北海道から、さらには海を越えて中国からもゲストが駆けつけてくれるという大盛況ぶりに、感謝とともに、身の引き締まる思いを感じていたようだ。

 

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会場は溢れんばかり。多くの業界関係者が顔を揃えた

 
 

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中国・北京から、このために駆けつけてくれたSki Worldwideのリ・ウェイ氏(右から2人目)と野上(右から3人目)

 
 

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会場にはたくさんの花やバルーンが届けられた。BURTON、FUEL MEDIA、TBSテレビ スポーツ局、エムティー、3RD CAFE & MORE、BOOMER(順不同)各社のみなさま、本当にありがとうございました!

 
 

まずは、野上からの挨拶でパーティーはスタート。BACKSIDEでは毎日のWEB更新はもちろん、書店を介さずにシーズン3冊の雑誌を予約販売するという、今までにないスタイルでメディア展開するわけだが、その理由について「書店に雑誌を流通させる従来の方法では、読者の反応が見えにくいだけでなく、彼らとつながりづらい。よりダイレクトに、スノーボーダーたちと直接コミュニケーションが図れるメディアを作りたかった」と力強く訴えた。一般誌を含めた紙媒体の休刊が相次ぐなか、新たなるペーパーメディアの誕生をみなで祝うかのように、そのまま乾杯に移った。

 

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「挨拶が固い」とスノーボーダーらしく茶化されながら(笑)パーティーは開幕

 
 

そして、司会を務めてくれたMC MAMUSHIの冠インターネットラジオ番組「BIG BAD SPEAKERS」の公開収録という形式をとり、野上からBACKSIDEを発足した理由を探り出す。今、あえて紙媒体として発信することについては、ライダーやフォトグラファーらによる素晴らしい作品を、記録ではなく記憶に残すことが重要とし、「後世に残すべき価値のある媒体を作る」という決意を表明した。いかにもスノーボードを愛し、まっすぐに向き合い続けてきた野上らしい発想だ。こちらの内容はポッドキャストで聴取できるので、ご興味のある方は「BIG BAD SPEAKERS Vol.23」をお聴きいただきたい。

 
 

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ストリートバスケ界を牽引するMC MAMUSHI(左)より、鋭い質問が飛び交う

 
 

媒体趣旨に賛同いただいたコロナビールと、シェフによるオリジナルフード、そして心地よいサウンドとが一体となって華を添え、この門出を祝してくれた。今後のスノーボード界を予見するような華やかなパーティー。この日のために作られたティザー号「ISSUE 0」の大判展示を読む者、コロナビールを片手に仲間と談笑する者、オリジナルメニュー「トリプルコークドッグ」をほおばる者など、思い想いの時間を過ごしてもらうことで、最高の空間が演出されていった。

 

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コロナビールとトリプルコークドッグを片手ずつに、BACKSIDE ISSUE 0の表紙を両手に。福島のチャンネルスクエアを運営する平学氏も駆けつけてくれた

 
 

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媒体概要を綴ったISSUE 0は好評を博した

 
 

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最高のサウンドを提供してくれたDJ MIKO

 
 

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これがウワサのトリプルコークドッグ。シェフはORTO ICHIHARAの市原禎紀氏

 
 

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プロスノーボーダー・小西隆文も長野から来てくれた。ほかにも、美谷島慎、テディ・クー、高尾翔馬、藤田一茂、渡邊雄太、壁田竜一、藤沼到、下村優子、水上真里らもお祝いに駆けつけてくれた

 
 

そしてメインイベント。媒体が提唱する「フリースタイルスノーボーディング」について掘り下げるために、トークセッションが開催された。そのゲストとして招かれたのが、ソチ五輪ハーフパイプ銀メダリストの平野歩夢と、言わずと知れた世界のKAZUこと國母和宏だ。事実上の世界のトップライダーがそろう豪華なトークセッションが始まると、歓談で賑やかだった会場も静かに聞き入っている様子だった。このときのアツいトークセッションの中身については「BACKSIDE.jp」でお届けするので、ご期待いただきたい。

 

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ソチ五輪から2年半。17歳になった歩夢から発せられる言葉には、王者の貫禄が漂っていた

 
 

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今や世界中のスノーボーダーから周知されているカズ。彼が過ごしてきた濃密すぎるスノーボード人生が語られた

 
 

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トークセッションに真剣に耳を傾ける少年は、11歳にして1080を操る期待の新星・荻原大翔。父とともに茨城から参加してくれた

 
 

トークセッション終了後、編集長・野上から、パーティーの前々日(8月16日)に28歳の誕生日を迎えたカズへ、サプライズが用意されていた。舞台袖から歩夢が運んできたのは、なんとカズの似顔絵入りケーキ! これには、先ほどまで真剣な面持ちでフリースタイルスノーボーディングを語っていたカズにも、思わずほころんだ表情を垣間見ることができた。28本のろうそくを吹き消すカズを中心に、会場全体がこの日最高の笑顔に包まれたのだった。

 

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ともに中学2年時にUS OPENで2位となり、世界へと羽ばたいた。年もちょうど10歳違い。日本スノーボード界にとって10年にひとりの逸材らによる、二度と見られないかもしれない豪華ショット

 
 

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この特製ケーキを作ってくれたパティシエ・小島和美氏は、なんとカズの大ファンだった!

 
 

大盛況だった2時間半に渡るイベントの最後には、限定のトートバッグに収められた「ISSUE 0」とステッカーがゲストたちに手渡された。多くのスノーボーダーからお祝いの言葉をいただき、改めて、兜の緒を締めているように映った野上。パーティー後の興奮冷めやらぬ中、心境を聞いてみた。「プロスノーボーダー、ライダー、一般スノーボーダー、メーカー、ディストリビューター、ショップ、リゾート、クリエイター……らから形成される日本スノーボードシーン全体を、バックサイド(裏側)から支え、そして盛り上げていくメディアであり続けたい」
まだ始動したばかりのBACKSIDE。今後の動きにご注目いただきたい。

 
 

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text: YO photos: Hikaru Funyu

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