BACKSIDE (バックサイド)

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MOVIE

29歳の日本人アマがワンフットを武器に有名ライダーらと共演するという夢を実現

2019.01.16

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米カリフォルニア州ベアマウンテンを舞台にTRANSWORLD SNOWBOARDINGが贈るパークムービーシリーズ『SUNDAY IN THE PARK』のエピソード2が公開された。
ジョーダン・スモール、タイラー・フラナガン、サイ・モーランら有名ライダーに肩を並べて、無名の(失礼)日本人スノーボーダーが出演を果たした。29歳の沼澤健二だ。5トリック出演しているのだが、そのすべてがワンフット。ダウンレールなどのジビングから、ヒップやキッカーといったジャンプに至るまで、バリエーション豊富な脚さばきが世界レベルで認められた証である。
そんな沼澤を直撃した。
「高校時代、地元・山形の布施忠さんに憧れてスノーボードにのめり込みました。プロになる夢を諦めきれずに会社を辞め、ディガーをしながらJSBA(日本スノーボード協会)の大会を転戦。しかし、思うような結果が得られずにケガまでしてしまい、スノーボードの楽しさを見失っていた頃、SUNDAY IN THE PARKに日本人が出ていることに衝撃を受けたんです。それに憧れを抱き、自分も世界配信されているこのムービーに出たいと強く思いました。知り合いもいないし人脈もなかったんですけど、単身でアメリカに渡り、フィルマー兼エディターのカイル・シェイファーに声をかけて、自分の滑りをアピールしたんです。僕は29歳なので、これがラストチャンスという覚悟でした。ベアに滞在できる期間も資金も多くはなかったので、今回実現できてほっとしてます。ノースポンサーでもここまでやれてよかったですね。日本に戻ってからも撮影に励んでいい映像を残すこと、そして、もっとクリエイティブな滑りができるように頑張ります」
現在のスノーボード界では決して若いとは言えない年齢だが、こうして一躍、世界中から注目される存在にのし上がった沼澤。今後の活躍にも期待したい。

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