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日本が世界に誇る巨大ジャンプ「HAMMER BANGER SESSION 2018」ハイライト
2018.05.29
昨シーズン、角野友基が世界初となるBSクワッドコーク1980を繰り出したことで世界的に大きすぎる反響があった、日本が世界に誇る巨大ジャンプセッション「HAMMER BANGER SESSION」が今年も開催。4月2〜8日までの1週間に渡って、長野・白馬に位置するHAKUBA VALLEY栂池高原に国内外のトップジャンパーたちが集結した。そのハイライト動画がこちらになる。
前述の角野は、本イベント直前に行われたCOWDAYで負傷してしまい飛ぶことはできなかったが、毎日山に上がってきて仲間やキッズたちのサポートに徹していたそうだ。その甲斐あってか、角野に続けと日進月歩で急成長している若手ライダーたちがさらなる飛躍を遂げた。
平昌五輪に出場した國武大晃はFSトリプルコーク1440やBSトリプルコーク1620に成功。同じくオリンピアンの大久保勇利や岩渕麗楽もスタイリッシュなスピントリックで宙を舞っていた。本ムービーのトリを飾っている宮澤悠太朗は、スタイリッシュなFS360やBSロデオ540からBSトリプルコーク1620といった高難度スピンに至るまでをバランスよく披露。競技者としてだけでなく表現者としての成長も感じる。
そして特筆すべきは、より難しいとされるオープンサイドへの高難度3DスピンであるFSトリプルコーク1440とCABトリプルコーク1440をメイクした大塚健と、世界で彼女しか操ることができないBSダブルコーク1260を成功させた村瀬心椛だ。この巨大ジャンプで決めることができた自信と実績を引っさげて臨んだX GAMESノルウェー大会では、見事男女ダブル優勝を飾ったわけだ。
ほかにも、ベテランの石田貴博や12歳の荻原大翔、韓国からイ・ミンシク&イ・ジュンシクなど、世代や国境を越えたジャンパーたちが多数参加。着地にエアバッグを敷き詰めたジャンプ練習施設が全国に点在することで加速度的にレベルが高まっている日本のビッグエアシーンであるが、HAMMER BANGER SESSIONがさらに後押ししていることは間違いない。
photos: HAMMER BANGER SESSION