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平昌オリンピック金メダル候補の18歳──マーカス・クリーブランド物語
2017.10.19
スロープスタイル&ビッグエア競技で名を馳せるノルウェーの若き天才、18歳のマーカス・クリーブランド。コンテスト史上初となるクワッドコークを操るなど、高難度スピンの完成度の高さや引き出しの多さもさることながら、軽やかな身のこなしから繰り出される意外性のあるトリックたちは、まるでボードと身体が一体化しているかのような錯覚を起こすほどの超絶アクションである。
2017年4月で18歳を迎えたため、撮影時の年齢がタイトルになっているようだが、3歳でスノーボードを始めたマーカスは、9歳頃から高回転スピンやフリップ系のトリックの習得に勤しむようになる。様々な旅を通してライディング以外にもあらゆることを学び、15歳時に訪れた日本ではあまりにも異なる文化に戸惑いながらもバックカントリーでの撮影を行うなど、実年齢を凌駕するほどの経験を積んできている。だからこそ、強いのだ。
平昌五輪の金メダルは射程圏内に入っている。13歳でBSトリプルコーク1440をマスターしていた神童。そんなマーカスの生い立ちを覗いてみよう。