MOVIE
ターンの延長線上に広がるスノーボーディングの奥深い世界。KORUA SHAPES『BIGFOOT DIARIES』
2026.01.22
パウダースノー、カービングターン、そしてフリースタイル。本来それらは、明確に切り分けられるものではない。雪のコンディションに応じて、自然と行き来するものである。
KORUA SHAPES(コルアシェイプ)のシリーズムービー『YEARNING FOR TURNING』の第13弾となる『BIGFOOT DIARIES』は、その原点をあらためて思い出させてくれる作品だ。そこにあるのは、特定のスタイルを誇示することではない。降った雪をどう楽しむか、ただそれだけに向き合う姿勢である。
ムービーは、パウダーを当て込むシーンから、気持ちのいいカービングターン、そして地形やハーフパイプを使ったフリースタイルへと、ごく自然に移り変わっていく。コンディションに合わせて刻まれるターンが、映像全体を貫いている。
本作を観ていると、上手くなりたい気持ちよりも、滑りたくなる。心地よいターンを刻みたくなるし、降り積もったパウダーを見つけたら、当て込みたくなる。異次元の世界ではなく、等身大のフィールドだからこそ、雪の上に立ちたいという、ごくシンプルな衝動が呼び起こされる。
スノーボーディングは、条件が揃ったときだけ成立するものではない。雪があり、板があり、身体が動けば、それで十分だ。
『YEARNING FOR TURNING』が長く続いている理由も、そこにあるのだろう。
text: Daisuke Nogami(Chief Editor)




