ROME SNOWBOARDS（ローム スノーボード）の最新ムービー『ROADSIDE ATTRACTIONS』が公開された。

舞台は2025年1月の北海道。ROMEクルーの言葉を借りれば、世界中のスノーボーダーを惹きつけてきた“底なしの森”と、歴史的な降雪に恵まれたタイミングでのシューティングだ。集まったのは、ステール・サンドベック、レネ・リンネカンガス、キーガン・ホセフロス、マーティン・レッサー、そして日本から大久保勇利と小畑魁士。フォトグラファーの中田奨がアテンドし、クルーは一切リゾートに入ることなく、車で山を流しながら斜面を探し、滑り、また走る。そんな旅を続けた。
ステールやレネらビッグネームに肩を並べて、日本人ライダーたちも大きな存在感を示している。勇利は5段マッシュを巧みに攻略し、タイトな地形からフロントサイド360インディを放つなど、判断力とラインどりの上手さを見せる。魁士は、あえて伸身で回す特大バックフリップで自身のスタイルを誇示。スピードを活かした勢いあふれる滑りが、ムービー全体の空気感と美しく重なる。

1月の日本が“特別”である理由を、改めて思い出させてくれる一本だ。

text: Daisuke Nogami（Chief Editor）
photos: ROME SNOWBOARDS