BACKSIDE (バックサイド)

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MOVIE

ジェイミー・リンらを師と仰ぐエステール・ペンシエロが女性初のアラスカの斜面にトラビス・ライスと挑む

2025.04.08

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カナダ・ブリティッシュコロンビア州南東部に位置する「パウダー・ハイウェイ」は、スノーリゾートはもちろん、キャットやヘリを利用してライディングするバックカントリーエリアが集中している地域だ。そんな環境で生まれ育ったのが、女性スノーボーダーのエステール・ペンシエロである。
彼女が所属するARBOR SNOWBOARDS(アーバー・スノーボード)のホームページには、エステールがジェイミー・リンやトラビス・ライスといった“師匠”たちとともに、次世代のフリーライダーやバックカントリーガイドをリードするため、日々努力を重ね、技術を磨いていると記されている。
そんなエステールは、トラビスの誘いを受け、昨年4月に初めてアラスカを訪れた。その模様を描いたムービー『Sunny Side Up』を紹介したい。
まずは、ムービー冒頭で綴られるエステールの言葉を翻訳する。彼女の想いを知ったうえで、ぜひ本作をご覧いただきたい。
「トラビスが私をアラスカに誘ってくれたんです。初めてのアラスカでした。山々や氷河の美しさに圧倒されました。トラビスは『The Fourth Phase』で自分が滑ったフェイスのことを話してくれたんです。まるで魔法使い! これまで女性ライダーが滑ったことは一度もなかったそうです。どのラインを滑るときも、私はその“魔法使い”のことを心の片隅に置いていました。数日後、すべてが完璧に整い、夢のようなラインを滑ることができました。私にチャンスを与え、新しい夢の実現を手助けしてくれたトラビスに感謝します!」
スノーボードに限らず、人生とは挑戦の連続だ。こうしてスノーボーダーとして、そしてひとりの人間として成長していくのである。本ムービーを通じて、年齢とともに忘れかけていた挑戦心が、きっと呼び覚まされるに違いない。

text: Daisuke Nogami(Chief Editor)

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