米カリフォルニア州べマウンテンが毎シーズンお届けしている連載パークムービー『SUNDAY IN THE PARK』は、弊ウェブマガジンでもおなじみなのでご存知の方も多いだろう。世界中の若手ライダーたちが出演の機会を求めている中、複数回に渡りフッテージを刻んだ日本人ライダーと言えば西村俊貴である。
彼は現在23歳。カナダ・ウィスラーを拠点にキャンピングカーで生活を送りながら、冬になればアメリカも含めて北米を転々としながらライディングに明け暮れている。周囲に外国人しかいない環境に単身で身を置き、本場のカルチャーにどっぷりと浸かりながらスノーボーダーとして生きているわけだ。
そんな俊貴自身がエディットしたフルパートムービー『ONEWAY』が、DC（ディーシー）より公開されたのでお届けしたい。本タイトルの由来は、前に向かって進み続けるという、まさしく彼の生き方そのものを表している。寒波襲来のタイミングに合わせるため、本来のスケジュールよりも前倒ししてのローンチとなった。
流れるようなパークライディングから、ウェーブを利用したイマドキなアクションまで、すべてがゲレンデ内で撮影されている。読者スノーボーダーにとって等身大のフィールドなので、お手本になると同時に憧れを抱いてしまうようなライディングスタイルが満載だ。
戸田真人率いるBLUNT（ブラント）クルーのひとりであり、俊貴を紹介しているポストを見てみると、スノーボード歴はまだ11年ほど。今後のさらなる進化が楽しみなライダーのひとりである。

text: Daisuke Nogami（Chief Editor）