BACKSIDE (バックサイド)

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MOVIE

トッププロたちが盛り上がるミニパイプ。雪不足のオーストラリアで繰り広げられた熱きセッション

2024.10.08

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弊ウェブマガジンでは、アメリカで再燃しているミニパイプについてコラム記事で取り上げるなど、こうしたムーブメントを注視しているわけだが、雪不足に苦しめられた今年のオーストラリアでも同様の動きが見られた。追い撮りの名手として知られるGimbal Godことスペンサー・ホワイティングが、その様子をまとめた動画『First Mini Pipe Session of the Season』を公開しているのでシェアしたい。
撮影された日付は記されていないが、出演しているライダーを見るかぎり、おそらく8月中旬から開催されていた世界的に名高いパークセッション「THE STOMPNG GROUNDS」と、9月上旬に行われたMONSTER ENERGY(モンスターエナジー)主催のイベント『BUSH DOOF』の谷間だろう。オーストラリアを代表するリゾートのひとつであるスレドボに、ダスティ・ヘンリクセンやレネ・リンネカンガス、スヴェン・ソーグレンらMONSTERクルーが集結し、そこに、ブランドン・デイビスとメイソン・レマリーとともにスペンサーは合流。STOMPING GROUNDSがキャンセルに追い込まれるほど悪天候が続いていたスレドボにて、強風が吹き荒れる中、ミニパイプセッションが行われた。
ハーフパイプのスペシャリストではないにせよ、彼らの技術をもってすればスーパーパイプでもハイエアを叩き出すわけだが、ミニパイプだからこそよりクリエイティブなトリックが連発する。説明不要かもしれないが、高回転スピンを繰り出せるだけのエアの高さを生み出すことは難しいため、より創造性あふれる滑りを目指すからだ。だから、ミニパイプが面白いというわけ。
映像の後半には、スペンサーのアーリーウープ・マックツイストやスイッチ・マックツイストを拝むことができる。これほどまでにライディングスキルが高いからこそ、思わず憧れてしまうような追い撮り動画を撮ることができるわけだ。
オーストラリアの雪不足が痛いほど伝わってくると同時に、彼らの腕(足?)にかかれば、芝だろうが雪だろうが関係なく高速ライディングで下山しているシーンも見逃せない。14分あまりのムービーなので、隙間時間を利用してご覧いただきたい。

text: Daisuke Nogami(Chief Editor)

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