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バックカントリーで4ヶ月間のソロ撮影を敢行した29歳ライダーの熱きアメリカンスピリット
2024.10.03
アメリカ・マサチューセッツ州ボストンに生まれ、18歳までは東海岸をベースとして競技に明け暮れていたジェイク・アーロンソンは、その後、コロラドに拠点を移して表現者として撮影活動に明け暮れるようになる。そして、現在29歳のジェイクは昨シーズン、4ヶ月にも渡りカリフォルニア州レイクタホのスーパーマーケットの駐車場で寝食を繰り返しながら、単独で撮影活動を敢行した。映像編集も自らの手で行い制作された、ジャスト16分間の作品『BUCC AS FUCC』をお届けしたい。
ロケーションを見定めてカメラ位置を決定し、その画角をイメージしながらドロップポイントまでハイクアップ。「多くのクリップはひとりで撮影したので、自分の記憶に頼るしかありませんでした。カメラのセッティングからセリフの確認まで、常に周囲の状況をメモしていました」とジェイクが説明するように、これをすべてひとりでやっているのだから、スノーボードに対する愛情やシューティングに対する情熱が強く伝わってくる。「穴にハマって死にかけたこともありました」とジェイクは吐露しているが、まさに命がけの4ヶ月間だった。
そんな彼の熱きアメリカンスピリットが感じられる作品をご覧いただきたい。きっと魂が震えるはずだから。
text: Daisuke Nogami(Chief Editor)