國母和宏や工藤洸平らとも交流が深く、プロライダーとしてだけでなくプロデュース業でも非凡な才能を発揮する多才な表現者、キーガン・バライカ。23-24シーズン、5年間の沈黙を破り新たなクルーとともに復活した映像プロダクション・BROWN CINEMA作『KNIGHTS OF THE BROWN TABLE』が、アメリカの専門メディア「SLUSH THE MAGAZINE」と「TORMENT MAGAZINE」双方のアワードで受賞するなど、大ヒット作となったわけだが、そのBROWN CINEMAを語るうえで欠かすことができないのが、このキーガンの存在である。
それほどまで注目された映像作品をまだ観ていないという人がいるならば、こちらの記事からご視聴いただきたい。そこに映し出されるキーガンのフッテージが少ないことに気づくだろうが、本記事では、2018年にリリースされた最初の本格長編ムービー『BROWN』で使用されなかった未公開フッテージを含む、キーガンのビデオパートをお届けしたい。彼の滑りを観ることで、SNSが全盛期を迎えビデオプロダクションが衰退してしまった当時、BROWN CINEMAがシーンから求められていた必要性を感じとることができるだろう。どこか感情移入させられてしまう、情熱的なライディングスタイルだ。