アメリカ・オレゴン州ベンドをベースにマウントバチェラーをホームマウンテンとするギャレット・ワーニックと、これから本格的なスノーシーズンに突入するアルゼンチン・アンデス山脈を滑り倒すイニャキ・オドリオソラのJONES SNOWBOARDS（ジョーンズ スノーボード）コンビが今年4月、アラスカを訪れた。その際に撮影されたPOV（一人称）視点の生動画が公開されているので、お届けしたい。
リアルスノーボーダーであればバケットリストに入っている人も多いだろう、アラスカでのライディング。絶景を眼下に広大な斜面を滑る生動画をただ観るだけでもいいのだが、彼らがどのようなライダーなのかを少しでもインプットすることで、そのライディングやラインどりの見方が変わってくるかもしれない。
レギュラーフッターがギャレットで、グーフィーフッターがイニャキだ。ギャレットはスノーボードと山からどのようなことを学んだかという問いに対して、雪崩や天候パターンについて学んだり、地形図を見ながら夜を明かすなど、山に耳を傾ける時間を惜しまない人に多くの気づきを与えてくれるとしている。いっぽうでイニャキは、自信過剰にならないことがいかに大切であり、山を通じて築き上げられる人間関係がどれほどまでに強いのかということを学んだのだと、それぞれの言葉としてJONESのホームページに綴られている。
スケールが大きすぎる話かもしれないが、両者がどのような想いでライディングしているのかを想像することで、新たなる気づきがあるかもしれない。