ビッグキッカーで1980を繰り出せる実力を持ちながら、ストリートで超絶クリエイティブなライディングを披露する稀有な存在と言えば、目の肥えた弊ウェブマガジンの読者であればピンと来るだろう。「X GAMES」の人気種目、ナックルハックで奇想天外なラインどりを披露して世界中から注目を集めた、相澤亮である。
そんな亮のゲレンデでのライディングを追い撮りした動画が公開されたので、紹介したい。Gimbal God（ジンバルの神）の異名を持つ名フィルマー、スペンサー・ホワイティングが長野・白馬で撮影したものだ。タイトルは「6 Minutes of Ryo Aizawa in Japan」。繰り返しになるが、すべてゲレンデ内で撮影されたフッテージで構成されているので、一般スノーボーダーにとって等身大のフィールド。だからこそ、非常に興味深い。
その中身はサイドヒットやフラットバーンでのバタートリック（グラウンドトリック）が中心となっており、スロー映像をふんだんに使った、見応え抜群の仕上がり。観賞用としてもハウツー素材としても、どちらの視点からも楽しむことができる贅沢なムービーだ。