BACKSIDE (バックサイド)

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MOVIE

地球最強スノーボーダー トラビス・ライスが“最高ラン”と語る驚愕のトップ・トゥ・ボトム

2024.03.07

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「ああ、これは間違いなく、オレのスノーボード人生でもっとも長いピローラインだ」
カナダ・ブリティッシュコロンビア州に位置する高低差3,700フィート(約1,130m)もある、常軌を逸したピローマウンテン。冒頭のセリフは地球最強スノーボーダーとして名高い、トラビス・ライスの言葉だ。QUIKSILVER(クイックシルバー)作『SEQUENCER』の撮影で訪れ、そのときの映像が本作『A GOOD WINTER』に収録されている。そして、このとき撮影された写真がアメリカの専門誌「SNOWBOARD」の表紙を飾った。
同誌によると、ピーク付近は超急斜面で、まるでフリーフォールの壁のようだと表現している。そして、後半の4分の3は超テクニカルでエンドレスなピローライン。トラビスのハイスピードをもってしても、トップ・トゥ・ボトムで4分30秒近くかかったそうだ。映像をご覧いただければ衝撃が走ること請け合いだが、このラインをそれほどまでの時間をかけて滑れる体力は化け物である。さらに、転倒することなく滑れることが信じられない。“最高ラン”と、日本語を混じえてこのラインを評している点にも注目だ。
この撮影のガイドを担当していた者がトラビスに、自分たちが知るかぎり誰も滑ったことがない山なのだと説明した。すると、トラビスはベルベット・キャッスルと名づけたそうだ。その理由は、彼の妻のミドルネームとラストネームなんだとか。7分10秒あたりから、その驚愕シーンを観ることができる。
ほかにも、アラスカ・バルディーズのワイルドなバックカントリーでのフッテージなど、濃厚という言葉では足りないほど濃すぎる13分あまりのムービーを、可能なかぎり大画面で観てほしい。

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