言わずと知れたソチ五輪スロープスタイル金メダリスト、セージ・コッツェンバーグ。トリプルコークがないと勝てないと言われ始めていた時代に、CAB1260ホーリークレイルやFS1080ダブルノーズなど、独創性あふれるライディングスタイルで、オリンピックという大舞台の頂点に立った。
その後、競技シーンから姿を消すと、バックカントリーに活動のフィールドを移して撮影活動に励んでいる。あれから9年あまりの月日が経過し、セージは本記事で紹介するフルパート動画を公開。現在は表現者としてスノーボードシーンを牽引する存在だ。
スティープな斜面を超ハイスピードで攻略し、30歳を迎えた今もなお、フロント/バックサイド両方向のダブルコーク1260を操りながら宙を舞う。FISワールドカップで日本人ライダーたちが大活躍した直後だからこそ、こちらのムービーを観てほしい。彼らが勝つこと以上に大切にしている価値観がフリースタイルスノーボーディングの本質であり、こうした映像作品にそれが凝縮されているから。