10月14日に開催されたおよそ300人を集客した東京試写会を皮切りに、同22日は福岡試写会、11月11日に札幌での試写会を終えた、國母和宏率いるSTONPクルー。そのカズを中心に、佐藤秀平や工藤洸平、吉田啓介ら日本のフリースタイルシーンを牽引する立場の人間たちが30代半ばに突入し、後輩にあたる20代ライダーはもちろん、彼らを観て育ってきた10代ライダーまでもが参加。カズのお眼鏡にかなった日本のトップライダーたちが、8年ぶりとなる『STONP OR DIE』作品に出演している。
その中で、20代ライダーとしてSTONPクルーの中核をなす小川凌稀のフルパートムービーが先陣を切って今作初のオンライン公開されたので、お届けしたい。STONP作品のディレクターを務めるKIYO FILMの川崎清正が、今作の撮影中にもっとも同じ時間を過ごしたとSNSにポストしており、筆者（編集長）が今年1月中旬に撮影のため凌稀と3日間過ごしたときに聞いた話だと、年明けからその撮影日まで毎日、時には徹夜でストリートスポットを攻略していたそうだ。昨シーズン終盤は雪解けが早かったことも踏まえ、これほどまでにバリエーション豊富かつSクラスのフッテージの数々を残していることが、それらの言葉を裏づけてくれる。
フリースタイルスノーボーディングの未来にかける凌稀の熱き想いがにじみ出ている本ビデオパート、片手間ではなく腰を据えて、じっくりとご覧いただきたい。