オリンピックで3大会連続してメダルを獲得し、地球最強ライダー決定戦「NATURAL SELECTION TOUR」にまで招待される実力を持つマークを弟に持つクレイグ・マクモリスが、本記事の主役だ。2012-13シーズンまでは弟と同様にワールドカップを転戦していたが、その後、ムービーや写真を通じて自己表現する道を歩み始め、今ではバックカントリーとストリートの双方で高次元のライディングスタイルを披露するムービースターとして名を馳せている。
そのクレイグが贈る映像作品のタイトルは、なぜか『TENNIS』。一瞬観ることをためらってしまうかもしれないが、おそらく協賛ブランドの露出が狙いだ。なので、ぜひ停止せずに観進めてほしい
カナダに出自を持つ31歳のクレイグが主演になるが、仲間である20代前半から30代後半までのカナディアンライダーたちも出演している。バックカントリーパートには、22歳のジャック・マクドゥーガルと37歳のベン・ビロックという若手＆ベテランが共演する中、唯一のアメリカ人となる大御所、ザック・ヘイルが名を連ねる。ストリートパートにはダーシー・シャープとタナー・ダビッドソンが加わり、どちらのパートにもクレイグは出演している。
そして、クレイグの個人パートもバックカントリー＆ストリートの融合だ。ひと昔前、ストリートスノーボーディングの発展に寄与していたJPウォーカーが世界初のダブルコークをバックカントリーで生み出すなど、裏山でも街中でも魅せられるライダーがカッコよかった。そして、それを観ていてワクワクしたし、面白かった。
そんなムービーをどうぞ。