今年8月、南米チリで撮影を行ったセージ・コッツェンバーグ。現在はバックカントリーを舞台とした映像表現の世界に生きるセージだが、オリンピック初開催となったスロープスタイルで金メダルを獲得したオリンピアンとしても知られている。
名声を手に入れ、シーンから大きな注目を集めるトッププロとして活動しているセージは生業であるスノーボードに対して、映像内で次のように語っている。
「23年間もスノーボードのために旅をしていると、スノーボードに洗脳されて、最高の思い出はすべてスノーボードにあると思い込んでしまう。スノーボードの醍醐味は、スノーボードを通じて世界を体感することだと思う。オレはただスノーボーディングを続けたいんだ。そうすることでより、多くの思い出を作ることができるから」
この短いフレーズで、スノーボードと6回も発しているセージは、職業でありながらもスノーボードを愛する気持ちがとてつもなく強いのだろう。数週間に渡り降雪に恵まれなかったチリで、パウダースノーがなくてもという前提でこのように語っている。
きたるスノーシーズンを前に、セージの言葉に耳を傾けることでモチベーションは高まるばかりだ。