MOVIE
記録的大雪のユタで撮影されたK2作『SWEEP』に佐藤亜耶と伊藤藍冬が出演
2023.10.21
昨シーズンの終盤、米ユタ州ブライトンにK2 SNOWBOARDING(ケイツー スノーボーディング)のグローバルチームが集結。セージ・コッツェンバーグやデビッド・ジテ、メリッサ・リーターノ、カレー・ヴァニュラーら、そして日本から佐藤亜耶と伊藤藍冬が合流し、K2のフリーライドカテゴリーであるLANDSCAPE COLLECTIONの撮影が行われた。
亜耶はこの撮影についてSNSに投稿しており、「これはいつものブライトンじゃないからね。次来たら全然違うブライトンが待ってるよ」とチームメイトたちから何度も言わるほどの積雪量だったそう。気になったので調べてみると、今年3月20日に積雪量が703インチ(約17.9m)に達していた。これは1943年にユタ州で積雪量の計測を始めて以来もっとも早い記録のようで、平均積雪量はおよそ500インチ(12.7m)とのことなので、いかに昨シーズンが当たり年だったのかが理解できる。しかも、この大台を突破して以降も降り続いていたようで、ひと晩で50cm以上の降雪を記録する日があったという記事も見つけた。ちょうどK2チームのシューティングと重なっており、いかに好条件下で本ムービーの撮影が行われたのかがわかる。
主演を務めている亜耶は日本女子のバックカントリーフリースタイル界を牽引する立場にあるが、彼女の滑りがグローバルレベルであることを改めて証明する作品だ。また、先日公開したインタビュー記事では「1週間しか合流できず、残念ながら天候にも恵まれなくて」と語っていた藍冬だがカット数は少ないものの、その存在感をしっかりと示している。