昨シーズン、北米エリアは降雪に恵まれた。そんな当たり年のスノーシーズンに、QUIKSILVER（クイックシルバー）は半年間に渡ってチームシューティングを敢行。アメリカ・ワイオミング州ジャクソンホールやユタ州ブライトン、カナダ・ブリティッシュコロンビア州レベルストークやネルソン、ウィスラーなどで撮影が行われ、30分弱に渡るチームムービー『SEQUENCER』が完成した。
「4時にベッドから出るのは最悪だけど……それだけの価値がある（笑）」
トラビス・ライスのこの言葉から本ムービーは始まるのだが、映像を観ればその真意がわかる。トラビスの真骨頂である超絶スティープかつ複雑な自然地形を攻略する衝撃ラインから、オリンピック金メダリストであるレッド・ジェラードのテクニカルなバックカントリーフリースタイル、マイルズ・ファロンの超高速な街乗り、そして、胸肩ほどのディープパウダーを掻き分けるシーンなど数多くの豪雪を感じさせるフッテージに至るまで、見応え抜群。一気に脳内がスノーシーズンに切り替わると断言できるほどのムービーに仕上がっている。
前出したライダー以外には、オースティン・スウィーティン、グリフィン・シーバート、ウェルニ・ストック、ハリソン・ゴードン、ブライアン・フォックス、ノア・ピーターソン、トッド・リチャーズらが出演。豪華絢爛なライダー陣が顔を揃えるQUIKSILVERだからこその濃厚な中身だ。
冒頭の数十秒で視聴者の心をつかまないと動画が埋もれてしまう時代だが、このムービーに30分費やすことをリアルスノーボーダーのみなさんにはオススメしたい。