「『障がい』を負って……よかったなと思うよ」
アイキャッチ画像のテロップにあるとおり、2015年2月に撮影中の事故で脊髄損傷という大ケガに見舞われ、右膝下麻痺という障害を負ってしまった岡本圭司の言葉である。
車椅子生活を余儀なくされるはずだったが、並外れた精神力でリハビリに挑み、見事雪上に復帰。これまでのようにジャンプで宙を舞うことは難しくなったが、新たなジャンルとしてスノーボードクロスに出会い、上達できる喜びを再確認。パラスノーボードに可能性を見出したことで完全復活し、北京パラリンピックへの出場を果たした。
こうした岡本の挑戦を追ったドキュメンタリー動画『NEVER』のエピソード1が公開されているので、ぜひともご覧いただきたい。
しかし、話には続きがある。今年3月のレース中、ポールに激突してしまい右足を粉砕骨折。現在も入院生活を強いられるほどの重症を負ってしまった。
再び、不死鳥のごとく復活できるのか。決して諦めることをしない不撓不屈の男、パラスノーボーダー・岡本圭司のエピソード2は、すでに始まっている。