創造性と芸術性に富んだ美しく巨大なパークで繰り広げられセッション「SWATCH NINES」が、さる4月17〜22日かけてスイス・シルトホルンで行われた。SNSを通じて話題を集めていたが、ヨーロッパを代表するメディアであるイギリスのMETHOD MAGがリキャップ動画が制作。そちらを共有したい。
かつては本イベントにライダーとして参加していた、ジェイク＆ジョーのシンプソン兄弟が撮影を行っているだけに、より滑り手目線の作品に仕上がっている。常にバックパックを背負いながら滑ることで有名なフリチョフ・ティッシェンドルフ（ノルウェー）のクリエイティブなライディングや、ビッグエア女王のアンナ・ガッサー（オーストリア）による男顔負けの豪快なエア、女性初のCAB1440をメイクしたことで世界中を震撼させた新進気鋭のミア・ブルックス（イギリス）が放つスムースなジブトリックなど、ヨーロピアンライダーたちが目立つ中、荻原大翔と長谷川帝勝が存在感を示した。大会では5回転以上のスピンを操る両名だが、スタイリッシュな低回転スピンを披露。荻原がトウ抜きで放ったFSロデオ1080もフィーチャーされている。
ふたりとも2005年生まれの17歳。互いに切磋琢磨しながら、2026年に開催されるミラノ・コルティナ五輪の主役の座を虎視眈々と狙っている。
また、最終セクションの中央にスケートボードのボウルが設置されており、日本人スケーターの手塚まみも出演していることを付け加えておこう。