超クリエイティブな個性派ライダーとして躍進中のマイリー・メッツガーから、90年代初頭に世界初のアフリカ系アメリカ人プロスノーボーダーとして名を馳せたラッセル・ウィンフィールドまで、幅広い世代のライダーたちがジャンプやトランジション、ジブなど様々なアイテムで魅せる。米カリフォルニア州ベアマウンテンを舞台にお届けてしている連載パークムービー『SUNDAY IN THE PARK』のエピソード8が面白い。
オープニングを飾っているのは、30代に突入しさらに貫禄が増したジョーダン・スモール。ミニパイプからBS450でプラットホームに乗り上げ、リバースターンしながらスイッチBS180で再びドロップインするアクションは新鮮だ。カイザー・マーフィーがFS270までオーバーローテーションさせてシフティを入れ、そこからリバースしてフロントサイドグラブするクールな360を披露すると、先出のマイリーによる技術力と創造力を掛け合わせた個性的なライディングスタイルといったように、ともに20歳の若者たちが魅せる。リビングレジェンドのラッセルはワンカットのみの出演だが、年齢を重ねた今もなおフリースタイルにライディングを楽しんでいる姿を披露してくれた。
パークシーズン真っ只中の今だからこそ、あらゆる世代のスノーボーダーに観てほしい、秀作ムービーだ。