MOVIE
ストリートの新時代を開拓する相澤亮が表現するフルパート『RYOGOKU』
2022.12.22
今から始まる8分足らずのムービーは近年のフルパート作品としては長尺だが、その時間をまったく感じさせないほど魅了された。相澤亮が贈る渾身のフルパート作品『RYOGOKU』だ。
一般のスノーボーダーにはわかりづらいかもしれないが、これだけのフッテージをたった1シーズンで残していることは特筆すべき点である。ロケーションの豊富さもさることながら、トリックチョイスが超絶クール。さらに亮の表現力、いわゆるスタイルが加わり、世界中のスノーボーダーたちを虜にすること請け合いだ。
今シーズン、佐藤秀平の『SHUTIME』と吉田啓介の『BACKYARD』を手掛けたKIYO FILMの川崎清正に話を聞くと、「ライディングもエディットもリズム感が素晴らしい。日本というロケーションを上手く切り取っていて、建造物や構造物も海外とは異なるからこそ、外国人スノーボーダーたちも新鮮な目線で見れると思います。現在進行形である今のスノーボードを絶妙に表現していますね」と語ってくれた。
さらに驚くことに、これでも1分ほどのフッテージをカットしているそうだ。亮の滑りの完成度や発想力がすごいことはもちろんなのだが、専属フィルマーである大村優生、そして、フィルマーでありエディットも手掛けた黒田明弘の功績でもある。
ストリートスノーボーディングの新時代を牽引する、亮の生き様をとくとご覧あれ。