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20年前の今日閉館したザウス+αの室内ゲレンデで優雅に宙を舞うステール・サンドベック
2022.09.30
2020年に開業したノルウェー・オスロに位置する室内ゲレンデ「SNØ」をご存知だろうか。弊ウェブマガジンでも数回お届けしているが、改めて調べてみると、全長500m、幅100m,高低差90mというスケールを誇る。ベテランスノーボーダーならご存知だろう、かつて千葉・船橋にあった「ららぽーとスキードームSSAWS(ザウス)」が全長約480m、幅約100m、高低差約80mだったので、ザウスよりも少し大きくハイクオリティなパークが完備されている、といったところだ。
本記事ではノルウェーが誇るフリースタイラー、ソチ五輪スロープスタイル銀メダリストのステール・サンドベックがパークを流しているムービーを取り上げる。先述した規模感をイメージすれば、このムービーへの関心度がさらに高まるのではないか。
SNØは冷却材として炭酸ガスを使用しており、ほかの方法に比べてエネルギー損失や電力使用量を減らすことに成功している。また、SNØから排出される熱が地域暖房に活用されているため、この室内ゲレンデは地域熱供給の巨大なヒートポンプの役割も果たしているのだ。
ザウスは1993年から2002年9月30日まで営業を行っていたので、奇しくもちょうど20年前の今日、およそ10年の歴史に幕を下ろした。そんな日にノルウェーが誇る室内ゲレンデの動画を観ながら、思いを馳せてみてはどうだろう。