北京五輪スロープスタイル女子で銅メダルを獲得したテス・コーディー、同五輪ハーフパイプ男子で6位入賞を果たしたヴァレンティノ・ギュゼリのふたりが、バックカントリーを滑るためではなく、地元オーストラリアのスノーリゾート2箇所をハシゴするためにヘリを利用するという贅沢なトリップが、豪メディア「TRANSFER」の企画で実現した。
まずは、ニューサウスウェールズ州ジンダバインから300km以上離れたビクトリア州に位置するフォールズクリークへ飛び立った。一般スノーボーダーやスキーヤーがいるゲレンデ内にオリンピアンを乗せたヘリが着陸する。スーパースター扱いの演出だ。ファンたちから記念撮影を求められながら、世界屈指のパークライダーであるテス＆ヴァレンティノは午前中、パークライディングを楽しんだ。
そして、再びヘリに乗り込んだ一行は、車だと移動に2時間はかかるマウントホッサムまでひとっ飛び。サイドヒットを利用したサーフライクに遊べるスノーボーダーに人気のリゾートで、午後はフリーライディングに興じた。スイッチバックサイド900などを高次元で巧みに操るテス、そして、ハーフパイプだけでなくスロープスタイルでも活躍するブッ飛びライダーのヴァレンティノ。等身大のゲレンデ内で撮影された彼らのライディングスタイルを観ることができる、という点でも貴重なムービーに仕上がっている。