MOVIE
トッププロたちの映像制作にかける情熱が垣間見られるバックカントリー撮影舞台裏
2022.08.29
言わずと知れたソチ五輪スロープスタイル金メダリストであり、現在はバックカントリーを主戦場として撮影活動に精を出しているセージ・コッツェンバーグ。セージと同じくK2チームの仲間であるゲイブ・ファーガソンと、「NATURAL SELECTION TOUR」でもおなじみのジャレッド・エルストンの3名で、カナダ・ブリティッシュコロンビア州が誇る自然地形の宝庫、ウィスラーのバックカントリーでシューティングを行った。そのときの生動画が公開されているので、お届けしたい。
ロケーションを最大限に活かしたフィールドにキックを作り、巨大な放物線を描きながらパウダーが敷き詰められた斜面にランディングする。何度もジャンプを繰り返すことで、ランディングエリアが荒れたまま踏み固められると危険なため、限られた時間内に自分が理想とするトリックを決めなければならない。もちろん、パウダースノーが面ツルで残されたキレイな状態のほうが映像作品として美しいが、確実に“画”を残すためには繰り出すトリックの選択が重要になってくる。
トリックの難易度を確実に上げていくセージ、メイク率の高いトリックでフッテージを残していくゲイブ、高難度なトリックに挑み着地に嫌われ続けるジャレッド。三者三様のスタイルで撮影に臨んでいる彼らの一挙手一投足から、バックカントリーの映像制作にかける男たちの情熱を感じとっていただきたい。