今年3月中旬、カナダ・ブリティッシュコロンビア州ボールドフェイスで開催された地球最強スノーボーダー決定戦「NATURAL SELECTION TOUR」の第2戦には、世界屈指のバックカントリーフリースタイルのツワモノたちが集結。スティープな斜面にあらかじめヒットポイントが造成され、そこに雪が降り積もると特設アイテムと化すコースが用意された。そう、自然地形プラスαという超アグレッシブなコースでのバックカントリーフリースタイル大会が実現したのだ。その詳細については、こちらの記事をご一読いただきたい。
その最終日。QUIKSILVER（クイックシルバー）主催によるPOW SURFINGのレースが行われた。バインディングのないパウダーボードを片手にライダーたちが一堂に会し、本戦とは打って変わって和やかな雰囲気に包まれ、ディープパウダーにも恵まれた。素晴らしいコンディションのもと、世界最高峰のライダーたちがパウサーフィンに興じている姿がまぶしい。
NATURAL SELECTIONの発起人であるトラビス・ライスのお膝元、米ワイオミング州ジャクソンホールに出自を持つ、ジャレッド・エルストンが優勝を飾った。しかし結果以上に、世界最高峰のトップライダーたちが転倒も恐れずに攻め、何よりも楽しんでいる姿が印象的だ。