米アラスカ州ヘインズに居を構え、毎日のようにハードな斜面と対峙しているライランド・ベル。生まれも育ちもアラスカという彼は10年以上に渡り、ヘビーなAKラインを刻み続けている。そんなライランドの最新フルパート動画をご覧いただきたい。
進行方向の先が見えない状態でテイクオフし、そのまま着地して急峻な斜面を滑り続けるなんて信じられないかもしれない。滑走スキルだけでなく、度胸や豊富な経験がアラスカではものをいうわけだ。
本ムービーの後半に収録されているPOV（主観）視点の映像には、バックミュージックがない。それは、ライランドの息づかいを世界中のスノーボーダーに共有したかったからだろう。超絶テクニカルな斜面を攻略している緊張感や恐怖心が伝わってくるのではないか。
こうした斜面を滑ることは一生涯ないかもしれないが、150cmあまりの板に乗ることで人間が超人になれるということを知っておいて損はないはずだ。