THE PARKS HAKUBAが贈るパークムービー『NOW PARKS』のエピソード1を紹介したい。紹介する順は異なってしまったが、先日お届けしたHAKUBA47のエピソード2に続き、長野・白馬に位置する栂池高原のTG PARKSが舞台だ。
まずは玄人ウケ間違いなしの滑りを16歳の柿本優空が披露。コースギャップでのノーグラブのBS180やノーリー、トウ抜きのFS360インディノーズボーンなど、年齢からは想像できないシブいライディングスタイルで魅せてくれる。
続く紅一点、19歳の奥山華波はシャッフルやバック・トゥ・バックのアンダーフリップ540でアピール。写真家としても活動しているHOLYこと堀内雅敏は、20代ながらサーフライクにもスケートライクにも表現できる奥行きのあるライディングスタイルが印象的である。
そしてトリを務めるのは、20歳の梅原颯太。高回転スピンで魅せるのではなく、720までのスピンで個性を発揮している。トウ抜きでゆったりと回すFS720メロンや、バックサイドヒップではシフティからレイト気味に回すBS180など、90年代を彷彿とさせるオールドスクールなトリックがクールだ。
筆者も含めた40代以上のスノーボーダーは間違いなく、彼らのライディングスタイルに共感できるはずだ。両親の影響や白馬という地がそうさせているのかもしれないが、こうしたフリースタイルスノーボーディングの魅力や本質をもっともっと浸透させていきたい。