昨夏、「歌いながら手すりやコンクリートと対峙する社会人チーム『グーフィーズ』を知る」で紹介した3人から成るクルーが、第2弾となるフルムービーを公開。滑るために用意された舞台ではないストリートを主戦場とするグーフィーズではあるが、とにかく“楽しさ”を伝えたいと強調するクルーだけに、クールなライディング以上にファンな雰囲気を醸し出したムービーに仕上がっている。
その名のとおり、クルーの3人は全員グーフィースタンス。日本人としては珍しく、上手さやすごさ以上に創造力を駆使したライディングスタイルを誇るPUTこと島方啓輔が中心となり、田中一年と鈴木智郎が加わり活動している。
本ムービーを観ていると、上述した記事で田中が「今の時代、いち個人として名を馳せるのは難しいかもしれないけど、グーフィーズの3人でいれば新しいムーブメントを起こせそうな気がします」と話していた言葉を思い出した。本作品『グーフィーズ ザ・ムービー』PART 2が、これまでの日本スノーボード界ではなかった新しいスタイルのムービーであることは間違いない。
シビアでストイックな環境から繰り出される、スキルとクリエイティブを掛け合わせたファンなライディングスタイル。グーフィーズが巻き起こす新しいムーブメントの始まりがここにある。