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2026年ミラノ・コルティナ五輪の主役になる中学3年〜高校1年世代に注目
2022.03.13
北京五輪ビッグエア競技が開幕する直前、福島・アルツ磐梯の特設キッカーでBSクワッドコーク1980を決めて大きな話題を集めた高校1年の荻原大翔。小学6年のときにBURTON US OPENジュニアジャムで2位となり頭角を現した現在中学3年の嶋崎玖。そして、3月10日に行われたFIS世界ジュニア選手権スロープスタイルで優勝を飾った中学3年の村瀬由徠。説明不要かもしれないが、北京五輪ビッグエアで銅メダルを獲得した心椛の妹である。
その北京五輪が閉幕したばかりではあるが、ネクストジェネレーションである彼らのライディングを今のうちからチェックしてほしい。高難度なトリックを操る技術だけでなく、それぞれがライディングスタイルにこだわっている姿勢が感じられる。さらに言えば、オリンピック種目として成熟したことで競技化が加速するいっぽうではあるものの、心の底からスノーボードを楽しんでいる姿がまぶしい。
こうしたフリースタイルマインドがティーンエイジャーにも受け継がれている日本のスノーボードシーンは、今では世界トップクラスだと断言できる。4年後に開催されるミラノ・コルティナ五輪のときには荻原が20歳、嶋崎と村瀬は19歳。彼らが主役に君臨していることだろう。
今後の彼らの飛躍に期待したい。