本日12月18日にオープンする群馬・丸沼高原のパークプロデューサーを務める男は、キッカーやジブアイテムではなくストリートと対峙している。リゾートだけでなく家族の理解があってこそ、これほどまでのフッテージを残すことができたのだろう。
「昨シーズン、家庭を顧みず今までで一番撮影に時間を費やした作品です」
このようにSNSに綴られているように、人生を賭けた作品『SPERMA』が公開されている。本ムービーの主役は石山徹、34歳。決して若いとは言えないが、なぜストリートで滑り続けるのか。
「スノーボードのカルチャーが好きだから。これに尽きますね。昔のスノーボードビデオでストリートやナチュラルジャンプを観て、衝撃を受けました。でも自分にはそんなすごいことはできないと思い、一時期はデモンストレーターを目指していたんです。それから少しずつ実力がついていく過程で、ストリートにトライしたい気持ちが強くなり、夢中で映像を作り続けていたらもう34歳。滑り続けているかぎりフリースタイラーでいたいと思っています」