MOVIE
外国人がいないニセコのゲレンデで極上パウダーを食い荒らす在日アメリカ人
2021.11.10
気がつけば5年以上に渡って日本にいることになる。米オレゴン州ポートランド出身のエバン・ウィルコックスは4ヶ月滞在する予定でやってきた北海道・ニセコで働きながら、今なお住んでいる。
昨シーズン、言わずもがなではあるがニセコから外国人が消えた。それは、生涯に一度あるかないかの“奇跡の冬”を意味する。なぜかと言えば、日本が誇るパウダースノーであるJAPOWが余りまくるのだから。
リフトに行列ができることはなく、午後3時のチェアリフト下にもパウダーが残っている状況だった。
「私たちがなぜこの地に住んでいるのかを思い出されてくれる冬でした。ゆっくりと流れる時間の中で、ニセコの雪と山がもたらす自然現象に感謝する日々。急ぐ必要はありません。ニセコのトップシーズンにリフトアクセスで滑ることが、LAST RESORT(ラストリゾート: 最後の手段)とは正反対であることを思い知らされた冬でした」
本ムービーのタイトルはずばり『FIRST RESORT』。シークレットスポットや人里離れたバックカントリーエリアの映像は一切ない。ニセコユナイテッドが所有するスノーリゾートのリフトからアクセスが可能なエリアですべてのフッテージが撮影された。今冬もラニーニャ現象が発生する確率は非常に高く、外国人が例年よりも少ないことは間違いない。
今すぐ、北海道トリップのプランを立ててみてはいかがだろう。