MOVIE
日本に生まれてよかった。『FOUR SEASON FOR SNOWBOARDER』を観て感じる
2021.09.13
今年6月に初となるオンラインコンテストをライブ配信して話題を呼んだ、2015年から開催されているCOWDAY。それ以前にも雪山だけでなく都市部で大会を行うなど、その中心人物である岡本圭司のクリエイティビティが冴え渡ってきた。
そして今般、大会運営だけでは飽き足らず映像制作チームをローンチ。岡本と稲村樹が監修、立山KINGSでスタッフを務める黒田明弘が撮影・編集を担当する。
その処女作として『FOUR SEASON FOR SNOWBOARDER』が公開された。日本人スノーボーダーの恵まれた環境について改めて再確認してほしいという想いを胸に制作されている。世界中のスノーボーダーが羨む降雪量と雪質を誇るJAPOWだけでなく、雪が解けてからも人工芝のアプローチを利用してエアマットに飛び込む、日本が生んだジャンプ施設が全国に点在していることについてフォーカス。大阪KINGSを舞台に、そこに所属する若手ライダーたちをモデルに撮影が行われた。
アクションムービーとは一線を画し、ナレーションを交えたシネマティックな映像表現となっている。一年中ボードにまたがることができるこの国に生まれてよかった。スノーボーダーであれば、きっとそう思えるはずだ。