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JAPOWと日本文化に魅せられたオーストラリアのジバー ジェシー・ケネディ
2021.08.08
2018年、天然雪の降雪量が2mを超えて14年ぶりの大雪を記録した南半球最大のスノーリゾート、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州に位置するペリッシャー(記事はこちら)。そのことからもわかるように、日本の降雪量と比べると圧倒的に少ない。だからこそ、コロナ禍以前は多くの雪を愛するオージーたちがJAPOWを求めて来日していたわけだ。
2020年冬、YESクルーの撮影のためにペリッシャーをホームとするジェシー・ケネディが来日。兄がフィルマーとして所属しているチームに加入してすぐの出来事だった。新型コロナウイルスが猛威をふるう前にやってきた初めての日本。
豪メディア「BOARDWORLD」のインタビューでジェシーは、「今回のトリップは突発的だったけど、今まで行った国の中で一番いい場所だと言えるよ。食べ物が美味しいからなのか、雪が多いからなのか、街並みが素晴らしいからなのかわからないけど、オレにとってとても非現実的な場所だったんだ。これからの人生で日本は必ず訪れる場所になったよ」と回答しており、「食べ物、パウダー、素晴らしい人々、歴史、そしてもちろん温泉」と日本の好きなところを5つ挙げている。
撮影の舞台は新潟・ロッテアライリゾート。豪雪地帯で知られており、日本海が近いため湿気を帯びたやや重めのパウダースノーが特徴だ。ゲレンデのボトムには高級ホテルや温泉が軒を連ねており、そうした施設でジェシーのジビングが炸裂しているシーンも収録されている。韓国の会社が運営しているとはいえ、日本のリゾートも寛容になったものだと感じられる。
20年以上前の旧ARAI MOUNTAIN & SNOW PARK時代、某ブランドの雪上イベントの手伝いとして宿泊していた際、当時流行っていたエアガンを撃ち放っていたらえらく怒られたものだが……(今でも怒られるか)