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年齢を重ねても気持ちもパフォーマンスも決して下がらない。44歳レジェンドの言葉
2021.04.29
豊富な経験から繰り出されるターンによりパウダースノーを切り裂くと巻き上がる美しいスプレー、昔とった杵柄とばかりにサイドヒットで繰り出すクールなメソッドトゥイーク。オーストリアが誇る1976年生まれのベテランライダーの滑りは、今なお輝いている。
1998年からオリンピック種目として採用されたハーフパイプ競技においてメダル候補でありながら、当時の王者だったテリエ・ハーカンセンとともにボイコットしたスティーブ・グルーバーだ。以前、彼を紹介した記事でも綴ったのだが改めて、年齢を重ねても滑り続けている理由についてお届けしたい。
肉体的にはトリックに興ずることは難しくなっていくが、山があり、自然があり、自由があるかぎりフリースタイルに滑り続けることに挑戦していきたい。そして、仲間たちとともにパウダースノーを滑り気持ちよさを共有する瞬間のためだ、と語っていた。
第2次ベビーブーム世代の筆者も含め、多くの40代スノーボーダーがシーンを盛り上げてくれていると思うが、ぜひともスティーブの言葉を胸に、これからも滑り続けてほしい。