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バックカントリーでの行動を可視化できることでスノーボードがより楽しくなる
2021.04.27
「自らの足で登り、ひと筆書きで描いたラインを見れること(中川伸也 / バックカントリーガイド)」
「滑り方も滑る場所も決められていない自由なところ(中井孝治 / プロスノーボーダー)」
「自分の技術や経験をフルに発揮できる場所(植村能成 / プロスノーボーダー)」
本ムービーに出演する3名のスノーボーダーたちは、バックカントリーの魅力についてこのように考えている。大自然と対峙しながらのライディングは、時に命を脅かす危険も伴うだけに、滑走スキルだけでなく知識も要する。もちろん、植村が語るように経験も必要だ。
だからこそ中川のようなガイドのおかげで私たち一般スノーボーダーもバックカントリーを楽しめるわけだが、そんなプロフェッショナルな彼らでさえも、これまで見えていなかった自分たちの行動を可視化できることで、よりスノーボードを安全に楽しめるという。時間、標高、高低差、速度、緯度・経度、地図、心拍数などを知ることができれば、さらに深くスノーボードに向き合えると。競技者としても表現者としても経験豊富な中井にとっても必要な情報であり、知ることで面白くなると語る。30年以上に渡って滑り続けている植村に、さらに山に行きたくなると言わしめるほど。
バックカントリーで描かれたライン、自然地形を活かして繰り出されたエア、美しく巻き上がったパウダースノーのスプレーなど、ライダーたちのクールなライディングばかりがクローズアップされてきたが、こうした彼らの内面を知ることで、これまでとは違った角度からバックカントリースノーボーディングを観る、または滑ることができるのではないか。