13歳でBSダブルコーク1260をパーフェクトに操り、X GAMESノルウェー大会を制したのは有名な話だ。その大偉業を成し遂げた、言わずと知れた16歳の村瀬心椛。そして、その妹である14歳の由徠にも注目したい。
さる3月にロシアで行われた世界ジュニア選手権において、ビッグエアで優勝、スロープスタイルで2位に輝いたのだ。さらに、SAJ全日本選手権ビッグエアも制するなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いである。
心椛はX GAMESやワールドカップなど国際大会を転戦していたため、ともに多忙なスケジュールを過ごしてきた姉妹がこの冬、たった数日間セッションすることができた。SNS上でもお互いを気遣い合う場面が多々あるように、姉妹愛あふれる心椛と由徠にとってこのセッション中は幸福感に満ちた時間だったのだろう。
そして成績が示しているように、由徠の成長ぶりが伺い知れるムービーだ。心椛のライディングスキルが世界トップレベルであることは説明不要だろうが、時折どちらのライディングか判別が難しいほど“板に乗れた”滑りを披露している。
高校2年生になって間もない心椛と、中学3年になったばかりの由徠。彼女たち姉妹がグローバルレベルでガールズシーンに旋風を巻き起こす日も近い。