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15歳で連続1080を決めたパイプ女王が誕生するまでの軌跡
2016.12.07
昨シーズン、15歳で迎えたBURTON US OPENにてバック・トゥ・バック1080を男子顔負けの高さで決めて圧勝したパイプの新女王、クロエ・キム。そんな彼女の、2006年から女王に君臨するまでの10年間に渡り撮影されてきたライディング映像が3分間にまとめられているので紹介したい。
韓国系アメリカ人のクロエは4歳でスノーボードを始め、父と二人三脚で取り組んできた。そんな父が撮影した幼少期のパイプライディングはもちろん、レース競技に参戦していた映像やゲレンデのコースギャップでスピンするシーンなど、クロエのスノーボーダーとしての成長記録である。急激すぎるこの進化には、ただただ驚嘆させられるばかりだ。
日本人として冬季五輪史上最年少メダリストである平野歩夢も4歳でスノーボードを始め、2013年14歳のときにX GAMES史上最年少記録となる銀メダルを獲得した。だが翌年、このクロエはその記録を上回る13歳で銀メダリストに輝き、14歳時には表彰台の中央に上った逸材である。ピョンチャン五輪ハーフパイプ種目では金メダル最有力といって間違いないだけに、今のうちからチェックしておきたい。