BACKSIDE (バックサイド)

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MOVIE

北京五輪を目指し楽しみながら練習に取り組むRED BULLアスリートたちの素顔

2020.11.21

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フリースタイルスノーボーディングの醍醐味は何かと聞かれれば、そのひとつに仲間たちとのセッションを挙げることができるだろう。しかし、近年の競技シーンはトリックが高難度化しているためストイックにトレーニングに明け暮れ、命がけでオンスノーでニュートリックに挑戦……なんて想像してしまうかもしれないが、RED BULLアスリートたちが主役の本ムービーを観てもらえればわかる。スイス・サースフェーで開催されていたTHE STOMPING GROUNDSに参加していた世界トップクラスのコンペティターたちは、僕たちとなんら変わらず、チームメイトたちとのセッションを本気で楽しんでいるのだ。
そうした中で、ビッグエアの女王として君臨するアンナ・ガッサーは、ムービー内で次のように語っている。
「CAB900をスタイリッシュにできるように挑戦してるの。なぜなら、私がいつもやってたのはイケてないから。スノーボーダーはフラットとダブル、両方のスピンができるようになるべきだと思うの」
ダブル/トリプルコークなど“勝つ”ために複雑なスピントリックの習得に躍起となっているのかと思えば、むしろフラットスピンの練習に取り組み、スタイリッシュさに磨きをかけていたのだ。こうした価値観に、フリースタイルスノーボーディングの魅力や本質が秘められているような気がしてならない。
また、ジャッド・ヘンクスがスイッチBS1620にトライし転倒しているシーンからは、高回転スピンを余裕とばかりにメイクしているシーンを観る機会は多いものの、あれだけの回転力を抑え込む、もしくは合わせる着地の難しさが自ずと理解できるはずだ。
こうした競技シーンの舞台裏を垣間見ることで、今後コンテストをより面白く観ることができるだろう。日本人ライダーは出演していないが、ぜひチェックしてほしい。

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