現在もシーンに大きな影響を与え続けるスノーボード界のパイオニアのひとり、ブライアン・イグチ。そのスノーボード人生を振り返る貴重なムービーが、彼のホームマウンテンであるジャクソンホールから公開されているのでお届けしたい。

90年代初頭に巻き起こった、スケートボードから多大なるインスパイアを受けたニュースクールムーブメントによってスノーボードは産業として大きく成長したわけだが、その中心にイグチがいた。スケーターでありサーファーでもあるイグチは自身の経験を雪上で置き換えながら、この急速な発展を猛烈に後押しした。
やがて、次なる目標をビッグマウンテンライディングに定めると、カリフォルニア州からワイオミング州ジャクソンホールへ移住。スポンサーを失うなど逆境に立たされた時期もあったが、若かりし頃に培ったフリースタイルスキルとビッグマウンテンでの滑走力を融合させ、43歳となった今でも大雪原をフリースタイルに駆ける稀有な存在としてシーンに君臨し続けている。
今では子宝にも恵まれ、愛する家族とともにフリースタイルスノーボーディングを表現するイグチ。彼はこれからも、スノーボーダーとしての生き方や在り方を示し続けてくれるはずだ。