滑り手であることはもちろん、写真家であり映像作家でもあるギャレス・ヴァン・ダイクは毎年、自身のPOV動画を公開しており弊サイトでも取り上げているのだが、46歳を迎えてドロップする今作はこれまで以上にアグレッシブな内容に仕上がっている。スノーサーフィンからスプリットボード、さらにはパラグライダーにまで挑戦しているのだ。
アメリカのロッキー山脈やフランスのアルプス山脈の様々なポイントに出向き、スノーサーフィンでは攻撃的にパウダースノーを切り裂き、スプリットボードではメソッドでトゥイークしながら飛びまくった。大ケガにより2年間のリハビリ生活を強いられ43歳で復帰。滑ることができるありがたみを痛いほど理解しているからこそ、POV動画からも楽しさが滲み出ているように感じるのは筆者だけではないはずだ。
同世代で大ケガを負った経験があるからこそ強く感情移入しているのは否めないが、ギャレスの滑りを観て勇気を与えられるというスノーボーダーは少なくないのではないか。