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16歳の誕生日に五輪を経験した國武大晃がさらなる進化を遂げた18歳の冬
2020.08.16
15歳で平昌五輪スロープスタイル&ビッグエアの日本代表に選ばれ、16歳の誕生日に大舞台を経験。当日のスロープスタイル、その後のビッグエアともに予選通過はならなかったが、あれから2年が経過──大きな進化を遂げている。
伝統の一戦、BURTON US OPENでは2018-19シーズンにスロープスタイル9位、2019−20シーズンは同5位と、2大会連続してファイナル進出。コンスタントに出場しているW杯よりも強豪ライダーが名を連ねる大会にも関わらず好成績を収めている要因について、今年の同大会より帰国の途につく際のデンバー国際空港で尋ねたことがあるのだが、FIS大会のような競技性よりもエンターテインメント性が強いことから燃えるんだとか。根っからのお祭り男のようだ。
滑りに関しては言うまでもないかもしれないが、BSトリプルコーク1620などの高回転スピントリックから、ノーリー・ハードウェイBS360オンをスタイリッシュに決めるといったように、難易度の高いトリックはお手のもの。加えて、エンターテインメント性が高い大会イコール、技術力ばかりでなく表現力が求められる傾向が強いわけだが、そこで好結果を残しているだけありライディングスタイルに関しても申し分ない。
経験に勝るものはないとはまさにそうで、16歳でオリンピックという檜舞台を経験したことは國武の進化を大きく後押ししていることだろう。まだ18歳。これからのさらなる成長が楽しみでならない。