MOVIE
国内スノーボードムービーの火付け役となったNUT FILM2作目『REAL PLAYER』
2020.06.14
今から20年前。ミレニアムに沸いた2000年、日本発のスノーボードムービーが台頭し始めていた。この後に、日本を代表するムービープロダクションへと成長するRED EYES’ FILMが誕生したのもこの年である。その2年前、それに先駆けて平岡暁史がNUT FILMを立ち上げ、翌1999年にリリースされた『PASSOR』を先日弊サイトでお届けした(記事はこちら)わけだが、2作目の『REAL PLAYER』も続けざまに公開されたので、こちらも紹介したい。
その平岡を筆頭に、安藤健次、布施忠、西田崇、太田宜孝、鎌田潤がパートを獲得している。ライディングもエディットも荒削りではあるが、とにかくカッコいい。80年代後半から90年代前半に渡ってスケートボードにインスパイアされてフリースタイルスノーボーディングが確立し、90年代後半からスノーボード特有のビッグエアが際立ち始めた。まさにその時代の日本を映し出している貴重なムービーを、改めて観てほしい。