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年齢を超越したスタイルを誇るライダーとして進化中の14歳 荻原大翔の現在進行形
2020.05.09
今年2月、神奈川・パシフィコ横浜で開催されていた合同展示会に顔を出していたのだが、いろいろなブランドのブースを散策しているとすれ違いざまに、ひとりの少年に声をかけられた。振り返るとそこには、かわいらしさが抜けて男らしさが増した荻原大翔が。2016年8月、東京・原宿で開催した弊メディアのローンチパーティーに親子で参加してくれるなど以前からその存在は知っており、幼き頃から彼の成長・進化を追いかけていた。
2年ぶりとなるシーズンエディット動画が公開されたのだが、パシフィコ横浜で感じた人としての成長以上に、その滑りはクールに進化していた。滑り全体を通して細部に至るまでのこだわりが感じられ、力強さとスムースさを兼ね備えたライディングスタイルがカッコいい。高回転スピンばかりでなく、メソッド・トゥイークや低回転スピンでの表現力も高まっている。そのうえで、CAB1440をスイッチミュートでロンググラブしながら巧みに回転をコントロールしているあたり、スタイルだけでなく技術的な進化幅も大きいことを裏づけているわけだ。
通年練習できるジャンプ練習施設が充実していることから、世界的に見ても日本のストレートジャンプ技術は高いと言える。国内に同世代のライバルがひしめくわけだが、それは世界レベルで見てもイコールということだ。切磋琢磨しながら進化中の荻原だけに、これからどのようなライダーに成長していくのか。楽しみでならない。