またもやアラフォー社会人ライダーからの殴り込みだ。現在40歳でスノーボード歴は19年、エンジニアを生業とする2児の父、TTさん。スポンサードは一切受けていない。自宅から雪山までは片道2時間程度。週末を利用して年間およそ50日ライディングに明け暮れているそうだ。
仕事の合間を見て、毎日のように天気予報と各地のライブカメラをチェックしながらコンディションを予想し、金曜夜に滑りに行く山を判断。22時頃に帰宅すると子供たちを塾に迎えに行き、24時頃就寝。早朝に起床後、ライブカメラを再度見て最終判断を下して雪山を目指す。
まずはゲレンデ内で足慣らししたうえで、バックカントリーやサイドカントリーで撮影を行うという。シーズン中は群馬県境のドライパウダーを狙い、高々とスプレーを巻き上げる。春になればパークライディングを楽しんでいるようだ。
「雪山に行きすぎだと小言を言われてから15年が経過、常にギリギリのラインを攻め続けています（笑）。アイスクリームやお菓子を手土産に、週末は夕食を作るという約束のもと、何とか両立させてもらっているんです」
ライディング撮影を終えて帰宅するとすぐに夕食をこしらえ、眠い目をこすりながら塾の迎えにも行くというTTさん。このように雪山とも家族ともしっかりと向き合いながら、ディープパウダーを攻め続けているのだ。