本当に今シーズンの映像なのかと疑ってしまうかもしれない。
トースタイン・ホーグモ率いるSHRED BOTSクルーは今シーズン、例年よりも雪が少ないとは承知のうえだろうが北海道を訪れた。旅人はトースタインのほか、イッカ・バックストロムとセッべ・デ・バック。彼らは自らの足で動き回ったのだろう。
その成果をご覧いただきたい。日本人スノーボーダーにとって暖冬・少雪という言葉は聞き飽きているに違いないが、それを微塵も感じさせないムービーに仕上がっている。あるところにはある。そう納得せざるを得ない。
そんな本作のタイトルは『JAPAN 2020 – BEHIND THE SCENES』。スロー映像を駆使した美しいライディングや、北海道のカルチャーを切り取ったフッテージだけではなく、タイトルにあるとおり、撮影の舞台裏までが収録されている。滑り手だけでなく撮り手までがプロフェッショナルだからこそ、こうした美ムービーが生み出されるわけだ。
暖冬＆少雪に畳み掛けるようにして新型コロナウイルス蔓延と明るいニュースが少ないわけだが、本ムービーを観れば日本人スノーボーダーとして気持ちがアガることは間違いない。早速再生せよ。