米カリフォルニア州に位置する海辺の高級住宅地、ラ・ホーヤ出身のジャッド・ヘンクス。14歳でBURTON US OPENハーフパイプのファイナルに進出したことで頭角を現し、現在はスロープスタイルとビッグエアに注力する期待の18歳だ。
そして、ハワイ・マウイ島で生まれ育った異色のスノーボーダー、リヨン・ファレル。元プロサーファーの父を持ちながらも、その道に進むことを拒んで雪山で生きる道を選択し、現在はジャッドとともにアメリカのナショナルチームに所属している。
ジャッドはマンモスマウンテン・スノーボードチームに席を置くのだが、自身のホームマウンテンでリヨンと競演。彼らの優雅すぎる空中遊泳は観ているだけでも高揚感を味わえるが、雪面にストンプしたときの着地音などが臨場感を醸し出す、一般的なパークムービーとは一線を画する中身に仕上がった。
こんなに飛べるわけもないし回せもしないのだが、こうした美セッションを観てしまったら刺激を受けないわけがない。若手スノーボーダーはもちろんベテランのみなさんも、ひさしぶりに仲間とともにパークセッションしてみてはどうだろう。